おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

都市封鎖…ジレンマとの戦い

新型コロナウイルスによって世界中が混乱していますがスリランカも同様、この2ヶ月いわゆるロックダウン、危険地域に指定された私が住むコロンボは完全都市封鎖で一歩も外に出ることができませんでした。今週初めからようやく段階的緩和で徒歩で行ける距離への必要物資の買い出しのみ外出が許可されたという段階です。

という訳で、もちろん柔道も突然練習ができなくなりました。7月の昇段試験を目標に体を作りはじめたところでした。2月の50歳の誕生日を機に現役の時から嫌で嫌でしょうがなかったランニングを始め、これサボったら昇段でけへんぞと体力というよりも気持ちで負けない自分を作るために3km雨の日も風の日も(実際はほぼ毎日炎天下)、半泣きで走り込んできたのも中断せざるを得ず…全長6mの居間を30分ひたすら往復もやってみましたが3日目に足の皮が剥け断念。試行錯誤の末、家の前の坂道ダッシュ10本(コレ効っくう〜)、部位ごとの日替わり筋トレ、毎日腹筋(割れましたあ〜)、そしてYouTubeでアフリカンダンス!(意外と楽しい〜) これをほぼ毎日ひたすらやり続け、50歳にして今が一番仕上がった身体になってます🤣 こんな老体でも筋肉だけは裏切らないのねー。しかし柔道の技術は後退するばかり、ビデオでの見取り稽古のみ…とっても不安です。日本の柔道連盟もえらいことになっているようで7月に試験が受けれるかどうかも不透明。それに追い討ちをかけてまた練習場所がなくなる迷える老羊になる可能性が出てきました。

海軍基地でクラスターが発生し今までに500名近い感染が確認されました。それによって他の陸空、警察にも緊張が走り一斉召集がかかりチームメイトはそのまま14日間の検疫のための隔離施設にぶちこまれています。それが終わると軍が管理する帰国者のための隔離施設での任務につくそうです。また駐屯地の宿舎は究極の三密なため見直され、北のジャングルの中の駐屯地にばらけて移動させられるようです。彼らも柔道どころではありません…都市封鎖が解けたとしても当分は練習相手も場所もなしです。世界中の人が何らかの不自由を被っているのですし柔道がなくなるわけではないのでこれくらい我慢と思う反面、いかんせん老体です。日を追うごとに確実に体は衰えるイコール昇段試験に受かる確率が低下する、まさに時間との勝負でもあるのです。気力だけでは補いきれない時が来るのもよくわかっているのです。負けるかという気合と無理かもという不安が行ったり来たりする毎日です。

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