おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

陸軍柔道大会観戦記

連隊対抗陸軍柔道大会がありました。チームメイトにとってはかなり重要な大会らしくおばちゃんも応援に行って参りました。会場は軍キャンプ内のため部外者立ち入り不可…薄っすいコネを繋ぎまくってようやく許可証ゲット!資格はアシスタントコーチになってました😅ここも入り口なんだよと示されたゲートから正門まで街二つ分くらい離れていてかなり広大なキャンプでした。ここも同じスリランカかと思うほど完璧に整備されていてゴミはもちろん落ち葉一つ落ちていません。会場となる体育館も立派で…お手洗いがこれまた感動、こちらのお手洗いは水浸しが常ですが一滴も落ちてません、やればできるんやんスリランカ

新人戦から始まり熱戦は1週間続きました。チームメイトが公式戦に出るのを見るのは初めてです。力が入るわあ〜やっぱり…練習ではいつも面倒みてもらってばかりですが自分の子供でもおかしくない年頃の彼ら、この日はもう親の心境で見てました。(あかんあかんアシスタントコーチやった…) 選手紹介のとき所属連隊と階級もアナウンスされます、軍人さんなんやと再認識。かなりいい試合が多くてゴールデンスコア(延長戦)続きで皆よくやったと思います。最後は気持ちの強い方が勝つ、まさにそんな試合ばかりでした。試合を見ることも見取り稽古と言って練習なんだそうです。1週間めいいっぱい見取り稽古をして来ましたよ。今の組手ならどう攻めよう…ほう〜そういう攻め方もありなのね…など色々考えながら見てました。そして度肝を抜かれたのが彼らの身体能力です、エゲツない。きれいに投げ技が決まったあ〜と思いきや空中で体位を入れ替えて足から着地て…ありえへん、ニャンコ先生か?その体勢でその技はどないにして⁇というのもたくさん見ました。そして1週間通してけが人ナシ、軍医さんがスタンバイしていましたが一度もお世話になっていませんでした。これも鍛えているからこそなんでしょうね。毎週どこか痛めてるおばちゃんとは訳が違う(歳も違う🤣)

さて、最終日…なにか様子が違います。赤絨毯、色とりどりの連隊旗、そしてキラキラしたバッジを軍服いっぱいにつけた恰幅のいいおっちゃん達がわっさわっさ…。最終日の決勝戦と表彰式のために幹部が集まっているというわけです。いつもと様子が違うのでキョロキョロしていると全身真っ白のエスコート君が案内してくれたのでついて行くと、冷房がよく効いたガラス張りのVIP観覧エリア、わたし以外みな緑の軍服。どこ案内してくれとんね〜ん!視線が痛いという経験を初めてしました。ちょっと視線が落ち着いてからそそくさとドロンし、紅一点ならぬ老一点、選手席に入れてもらいました。我が連隊は個人戦では3位に入ったチャンディマル君が最上位、団体戦は3位決定戦で惜しくも負けてしまいとっても残念でした(S先生おかんむりで大荒れ) 表彰式ではバグパイプ隊に先導されて幹部入場、アンソニー!いつもはヘラヘラしている子たちの上官の前での美しい敬礼。さすが軍隊、シャッキーッとしてたわあ、すべてにおいて。

1週間ずっと闘志あふれる対戦を見ていたのでおばちゃんもなんだか戦闘モードにスイッチが入りました。チームメイトが休暇から戻るまでこのスイッチをオンの状態に保ちつつ、一人トレーニングに励み練習再開に備えたいと思います。

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