おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

昇段試験 「試合」編

実は試合がとっても怖いのです。しかしいつかは通らなきゃならない道、意を決して昇段試験の試合を申し込みに行きました。受付の人がマジか?という顔をされたのを見て「しまった!」と思いましたが後の祭り…申し込んだら急に恐怖が襲ってきて、こんなに真面目な私が練習をサボって一人ショッピングセンターを徘徊、逃げたい、怖い、情けない…更年期も相まって涙が止まらなくなりました。フードコートで隣に座った母親が低学年くらいの娘に「100点取れって言わないよ、がんばることが大事なの」と言ってるのが聞こえ自分に言われているように感じ再びダダ泣きです。どうしたんだ私!家に帰っても友人に泣きごとメイルを送って困らせてしまいました。友人や先生からのアドバイスを幾度となく読み返し、数日後、重い腰を上げて練習に行って知らないことをたくさん教えてもらっているうちにやらなきゃモードが徐々に高まっていきました。←単純。

試合当日は最初に形の審査があったので余計なことを考える間もなく試合へと進んでいきました。しかしながら当然緊張MAX、学校やクラブ単位で参加している人は顧問の先生やコーチが付いていますが一匹オバはんの私は一人でワナワナしていました。そこへいつも良くしてくださる事務所の方が登場、「みな下手くそ、きれいになんか決まらない。とにかく転がして抑え込みや!」と言っていただいた。結果は2勝1敗、無念な結果となりましたが、このアドバイスでかなり落ち着くことができました。

1試合目は小柄な中学生を背負い投げで一本勝ち、前半技ありを取られて抑え込まれかけたので危なかったです。2試合目は柔道着がめちゃめちゃサマになっている中学生に開始5秒も経たないうちに大内刈りで負け、後頭部強打…星が飛んだ🌟 3試合目は中途半端な袖釣り込み腰だったけど相手が倒れてくれて、そのまま袈裟固めで勝利。1勝すら出来ずに終わるのだろう何事も経験!という気持ちで臨んだので不合格ながら2勝もしたのでちょっとした満足感もありました。次週にも別地区の昇段試合があるとのこと、もしかしてという期待を抱いてそれにもまた申し込んでしまいました。次週失意のどん底に叩き落とされようとはこの時は想像もついていませんでした…

2回目の昇段試合…前回勝ち点があるので以後の試合は3戦のうち2勝すれば合格です。1試合目は不戦勝でした。今日はついているかも?あと1勝で初段だ!…完全に浮き足立っていました。対戦相手を観察…見なきゃよかった…もう貫禄十分で気の強そうな中学生2人、お察しの通りこの2人ともに瞬殺されました。ビビって焦って自滅した感も大いにありましたが完全なる力不足、試合数も練習量も技術も全てにおいて…子供が入院中で病院に寝泊まりしている中での試合、更年期障害で指10本がかじかみ、めまいがする中での試合、自分をなぐさめる理由をいっぱい考えてみましたが関係なーい‼︎ もしかしていけるかもって考えてたわたしバカー!前回の2勝は完ぺき「ま•ぐ•れ」だったと思い知らされました。今は落ち着いてまた一からやり直そうという気持ちになっていますが(本当はまだちょっと引きずってま〜す) 当日の頭の中は、来年まで体が持つわけがない、ムリだー、もういいよー、やめちゃおっか…そして応援してくれる皆のことを思うとまた涙がおんおんとあふれ止まらなくなりました。←これも更年期のせいよ多分。あんなに毎日見てた柔道ビデオも拒絶してました。スリランカの先生は「あきらめるな、来年は準備をしっかりして送り出してやる」と言ってくれました。やるしかないのか……やるしかないのだ。まずは何から始めればいいのか…

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