おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

厄年はとうに過ぎたはずなのに

 ようやく骨折が治りました!最後はもう藁にもすがる思いで苦手なアーユルヴェーダ治療にも通い何やら呪文を唱えられながら臭っさいオイルまみれで過ごしました。

そして練習再開の日、またもや危機が訪れたのです、それも人生最大の!なんと火アリに噛まれアナフィラキシーショックに陥り、意識不明で病院へ運ばれたのでした。あんなちっちゃいヤツに命を奪われそうになったなんて。アナフィラキシーショックとはアレルギー反応の最悪の状態で手遅れになると死に至ります。その日は久しぶりの練習の日、少しは緊張していたもののウキウキしながら道場へ。水道を止められているのでお隣の国立競技場でお手洗いを借りて道場へ帰る途中、腰のあたりに激痛が!何かに噛まれたと察知したものの道中パンツに手を入れてゴソゴソするわけにもいかず、ヤツをつまみ出すことができないまま小走りで道場へ帰りました。道場へ上がったところでもうすでに手足顔は赤く腫れあがりかゆいのか痛いのかわからないしびれが体を襲ってきました。常備している抗ヒスタミンを飲むもおさまらず、そうこうしているうちに頭が回り始め嘔吐、そして意識を失い病院送りとなりました。市場で米を運ぶようなどう見ても人間用でない手押し車のようなものに乗せられ救急治療室に運ばれ、看護師が「血圧、低っく!ヤバッ」と言っているのがかすかに聞こえました。失神時にとなりにいた柔道のS先生によるとフラフラして崩れるように倒れ、しろ目をむいて痙攣し奇妙な呼吸をしていたそうです。「おまえ、ゾンビみたいだったぞ、ビデオに撮っといたらよかったわ」と言われました。丸一日入院し数値が正常に戻り退院しました。

その後2日ほど家で休養し、今度こそ本当に練習を再開しました。案の定アップでバテてしまいましたが柔道ができる幸せでいっぱいでした。今までは年齢も年齢なので中一日か二日あけての練習でしたが柔道ができるうれしさのど真ん中にいた私は調子に乗って「できるだけ詰めて行こう!」などと決心してしまいました。昇段試験で対戦するのは毎日クラブ活動で厳しい練習をしている中学生、おばちゃんがのらりくらり練習していては勝てるわけがない。無謀とも思われる決心をし4日連続で練習に行ってきました。ずっと体中が痛く家に帰って一旦横になると起き上がれない状態が続きましたが、3日目くらいからは慣れてきて、よし!このまま体が慣れてくれれば大丈夫そうという感触をつかみました。殴られ続ければだんだん痛みを感じなくなるでしょう?それそれ、その作戦です。とにかく練習をして自信をつけたいです。

骨折、アナフィラキシー、そして現在は突き指で中指が2倍くらいに腫れています。厄年か?と思うほど厄介なことが次々に起こっていますが、がまんです。チームメイトはいま南アジア大会や陸軍の大会に行っていて練習がお休みです。その間にとりあえず中指の腫れをなんとかして完全復帰したいと思います。次回の昇段試験まで約半年スパートかけます。次回からは練習のことをいろいろお伝えできればいいなと思っています。

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1階に住む犬一家(父不明) 大雨で1階が浸水したため母犬が子供だけを2階に避難させていました。道場の床下に仮住まい中です。