おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

全国大会へ…(見学😢)

棚ぼたの一勝で州代表になり全国大会に行く予定だったのですが、その4日前の練習で足指骨折🤕 痛み止め打ってテーピングでガチガチにして出るべきか、全国の猛者にやられて薬指が粉砕するのがオチか…試合の1週間前からは試合形式の乱取りはやるなと言われていたにも関わらず、膝打撲でずっと乱取りを休んでいたので指示に反して試合前にちょっと乱取りしてみてこの始末です。もちろん先生には大目玉を食らい出るべきか否かを相談すると「勝手にせい!」ええ〜😨死者に鞭打つとはこのことか…いやいや自業自得… S先生には「ビビりが余計ビビって何もできないで帰ってくるだけや、止めとけ!」は、はい…。という訳で心の葛藤がかなりありましたが棄権いたしました。

しかしながら州対抗なのでチームメイトのことも気になり、そして来年また挑戦するかも知れないと思うと、いてもたってもいられなくなり見学に行くことにしました。スポーツ大臣の地元とかでコロンボから200キロ、車で5時間半かかるド田舎(失礼)まで車を飛ばして行きました。初日に全階級計量があるので3日目に試合の人も初日に乗り込んで計量を済ませ練習場も何にもない所でひたすら自分の試合を待つようです。現地までの足と宿、食事は州政府が持ってくれて、表彰式で小切手をもらっていたので賞金も出るんですね。そういえばうちの連隊からも8人ほど出ていましたが試合前最後の練習の時にS先生が出場する選手だけ残れといって集合させました。試合前の過ごし方や試合に向けてのアドバイスがあるかと思いきや…第一声が「よく聞けよ、盗難めちゃめちゃあるぞ!財布はもちろん携帯、Tシャツ、靴、何でもやられるぞ!充電器も持っていかれる!貴重品は抱いて寝ろよ」でした。どんな強豪よりもドロボウ怖いわ。

さて試合会場はどうかというと、小劇場のような建物で一階席を取っ払ってマットを敷いている感じでした。ビデオ判定用のモニターや電光掲示板もありおおっという感じでした。(さすが全国大会!) 試合の感想はジュリー(審判委員)がこれでもかというくらいに試合をよく止めます(畳の外に座っていて判定に疑問があると意見する人です。) 流れも途切れるし体も冷えるし、どうにかならないかと思ったのでした。また勝者のあからさまな歓喜の表現は相手に対して礼を欠くとして良しとされませんが、そないに喜ばんでも…という場面がしばしば…日本人の私はちょっと見てられん。英語解説のグランドスラムのビデオを見ていて喜びを表さない日本人選手に対して「なんだあのドヤ顔」と揶揄している解説者を見たことがあります。柔道は「道」なんだけどなあ〜。でも試合前に先生がこんなことも言ってました、「全国大会で勝てば昇進できる、転勤の希望が通る!子供を有名校に入れられる、君たちの人生が大きく変わることを意識して臨め!」と… そりゃ、あんな喜びようにもなるわな。

今回は非常に情けないケガによる棄権となりましたが、できるトレーニングをしながらまずは骨折を治し、また一からの気持ちで稽古します。(ガンバレわたし!)

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試合会場、こんな感じでした。(舞台上から撮影)