テロ事件以降、未だ練習再開できず…

もう１ヶ月ほど柔道をしていません。世界でも大きなニュースとなった連続爆弾テロ事件が4月21日に起こって以降、テロリストの残党の捜査、爆発物や武器の捜索が全土にわたって行われ、夜間外出禁止令が数日間発令されたり、学校閉鎖、各種イベントの中止、駅や公共の建物そしてショッピングセンターなどの人が多くは集まるところには寄り付かないようにとの注意が出され、食料の買い出しに出る以外は家にこもっているという状態が続きました。今週からようやく高校生以上の子供は学校が再開されましたが、まだ不安が残るということで学校に行かせていない親御さんも多いようです。学校がある通りや校門前にはフル装備の軍人さんが数人警備にあたっていて、う～ん…まだまだ安全ではないのだなと実感します。

というわけで、スリランカの正月休暇からそのままずっと柔道ができない日が１ヶ月になろうとしています。私が練習している道場自体はショボいのですが隣に国際規格のスリランカで一番の陸上競技場、体育館、競泳プールがあり、また港湾施設にも比較的近く、特に警備の厳しい地区になっているので当然使用許可が下りていません。いっしょに練習させてもらっている陸軍の人たちは実際に現場に行って警備や捜索には当たらないのですが同僚が不眠不休で任務にあたっているので、本部から練習の許可が下りないそうです。タイ遠征の選抜メンバーを決める大事な試合を控えているので畳のない駐屯地内でできることをやっているそうです。

私もできることをやっているのですが、やっていることと言えば…家で筋トレ（ベンチとダンベルありま～す）、チューブ打ち込み、そしてビデオ見取り稽古です。上手い人のビデオばかりを見ていると“できる”と勘違いしてしまって実践でイタい目に合うのは経験済みなので、そこらへんは慎重に取り組んでいます。先生は練習から離れていてもすぐに勘を取り戻せるから心配するな！と言ってくれますが、長年やってて基礎が染みついた人はそうであっても、素人に毛が生えたくらいでしかないおばちゃんはもうすぐに忘れて体が動かなくなる自信１００万パーセントです。早く日常が戻って練習再開する日が一日でも早く訪れますようにと祈るばかりです。

半年前に受けた昇級試験の合格証書がやっと手元に届きました。が、まだまだ先は長し…