おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

記念すべき初勝利!

来週試合だから!と急に言われた試合に行ってきました。首都コロンボがある西部州の大会でした。上位2名が州代表として全国大会にいけるそうです。なぜか私の57kg級はいつもエントリーが少なく今回の大会でも3名のみのエントリーでした。どうもスリランカの女子はちっちゃ〜いかデッカ〜いかの両極端のようで中肉中背は少なそうです。ということで大穴57kg級で1勝し2位で全国大会に行くことになりました😓

さて試合ですが前回の初試合は慌てて技をかけ急いでカウンターで自滅だったので、まず相手をじっくり観察することを頭において臨みました。よく覚えていないのですが相手が仕掛けて来たところをカウンターで一本取りました。(もうほとんど偶然です😅) また負けると永遠に勝てないような気がしていたのでうれしいと言うよりも本当にほっとしました。

そして2試合目の決勝戦…始まる前に顔で負けました。めっちゃーくちゃ威圧感のある怖い顔の相手でした。おばちゃん対戦前からすでにビビってしまいました…。試合では組まれた時の圧が尋常ではなく、引いても押しても外れません。どうしたことかと考えているうちに顔から床に落ちていました。無数の星が目の前に飛び散ったのだけは覚えています。軽い脳震盪な感じを覚えましたが “かっこわる”と思ってフラフラを悟られないようになんとか畳の端まで行きました。多分まっすぐ歩いていなかったと思います🤣 先生に決まり手を聞くと袖釣り込み腰で豪快に宙を飛んだようです。あの状況で私は何をすべきだったのかを先生に問うたところ、今の君には「打つ手なし!」だって…やる気なくなるよー。でも相手は全国大会で1位2位を争う空軍の選手なんだそうです。経験、技、力、全てにおいて叶いませんだって…そんな実力者ってこと先に言って欲しかったなあ。1試合目と同じようにちょっと様子を見ているうちにあのザマです。どうせ負けるならなんか仕掛けて積極的負けにしたかったな。

と、こんな感じでたった1勝で全国大会に行くことになってしまいました。星がまた飛び散るのか…唯一の白帯選手、紅一点ならぬ白一点かあ〜、などビビり症が早くも発症。反省会で先生に「日本人はいつも反省ばかり、できたことをもっと素直に喜べ」と言われました、確かに…。それと「48歳で柔道を始めて自分の子供のような年頃の選手たちと戦って地区大会、州大会を経て全国大会に行く、そんなおばちゃんがこの世界に何人おる?幸せな人生やな〜」と先生が言った時は目から鱗、そしてついでに涙が出ました。そうそう今ある全てに感謝しながら日々練習するのみなのですね。

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