おばちゃん柔道始めました@スリランカ

48才のおばちゃんが黒帯目指して四苦八苦する様子を恥ずかしながらしたためています。かなりヘタレなおばちゃんですが励ましていただけたらより頑張れる気がいたします。

知らぬが仏

いつもは仕事のため週末にしか練習に行けないのですが、春休みに入ったので平日の通常クラスに練習に来てみるか?と先生から声をかけていただき行ってきました。もちろんレベルが全く違うのでいっしょのメニューはできず、私はひたすらはしっこで前回り受け身の練習で回る回る回る。

その後、先生が気を使ってくれて練習生の中で体格の比較的小さな人を指名して一本背負いで投げるように指示されました。習ったことを頭の中で反復しながらおそるおそる投げてみた。上手に飛んでくれたこともあるけれど、気持ちよかったー。いつも80キロの先生を相手に打ち込み練習をさせてもらっていて、まったく動かないよー全然崩せてないよーと思いながらやっていたので、スッパっと投げることができたときは爽快でした。(まだまだ不完全との先生のコメントはいただきましたが)そういえば、岩のような先生のびくともしない体に四苦八苦しているとき、「同じような体重の女子とやるとき絶対楽だから」と言っていたのはこういうことだったのか!いつも腰につけてランニングをしていたタイヤを取っ払って素で走った気分でした。

練習終わりの基礎トレーニングは他の練習生と一緒にやりました。全然ついていけていないのに吐きそうになりました。練習後半日は起き上がれず気だけが若いのもダメだな、自分の年を認識し休息もしっかりとらなければ続けられないと肝に銘じました。帰り際、練習記録のノートがあり表紙にはスリランカ空軍と書いてありました。”ええー!今日の皆は空軍の人たち??” そりゃついていけないわ~。リオ五輪に出てた柔道スリランカ代表も空軍所属の人でした。ありゃりゃ、えらいところで練習させてもらってたのね。練習終わりに先生が「朝練のあとは最低2キロ走れ、それから2,3時間休息をとって昼からの練習に備えろ!」と指示していました。これはいわゆる実業団的な人なのかな。知らぬが仏とはこのことぞ、どえらいところにド素人のおばちゃんが入ってたわけです。でも収穫はありました。次回につなげます。

*訂正) 空軍のノートは先に練習していた空軍の人が忘れていったもので私が一緒に練習したのは陸軍であったことが後日判明(どちらも強靭なのは変わらないけどね…)